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2018 .02.21
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小学校一年生の時に先生に読み聞かせをしてもらった『おばけ桃の冒険』以来ファンなんです、ダール。児童文学はひととおり読んでますけど、もうちょっと対象年齢が上のものとしては、『ヘンリー・シュガーのわくわくする話』しか読んだことありませんでした。
で、職場近くの書店で偶然、大人向け短編集の文庫版を見つけたので、買ってみちゃいました。全11本収録。

これ読んでて思いました。
小説技法ってきっと年々進化していて、でも人間が心を動かすポイントって、あんまり変わってないんだろうなあ。

収録されている短編は、何気ない日常の風景に見せかけてそこに潜んだ小さな罠だったり、ちょっとずるいことを考えた人に訪れる皮肉な結末だったりを描いたものなんですけど、ものすごくひねりまくった「予想外の結末!」ではないのね。言ってしまえば、途中からオチは予想できるの。
でも面白いの。文章のリズムとか表現とかの効果もあると思うけど、予想できるオチでもちゃんとくすっと、にやっとできるの。
意外性のある結末であればあるほどいい、みたいな風潮ってあるように思いますけど、そんなことないですね。文章の妙で読ませられました。

ちなみに私が気に入ったのは『ウィリアムとメアリー』、これ、皮肉な結末になってますけど、メアリーも別にウィリアムに対して持ってるの悪意だけじゃないよね。愛はあったんじゃないかなあと思う。あと、描写が綺麗でテンポが楽しい『牧師の愉しみ』。
出かけ先に持ち歩いて、一編一編読むのにおすすめ。
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