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2024 .04.19
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昨日は2015年10月21日でしたね。
映画『Back To The Future 2』にて、主人公マーティとドクとが、彼らの本来の時代である1985年からタイムマシン・デロリアンに乗って訪れる「30年後の未来」でした。
つまり今日は「未来の明日」なんですね。変な感じ。

シリーズ第1作が公開されたのが、物語の基盤となる時代と同じ1985年。2作、3作目は1989年、1990年に公開されてます。そのころに思い描かれた「2015年」と現実の2015年の技術の進歩を比べて云々……という話は、そちら方面に詳しい方々があっちこっちで話されてますので、そちらに任せるとして。

フィクションの中で、具体的な年代とか日付とか出てくると、ときめきますよね。
鉄腕アトムの誕生日は2003年4月7日という設定なんですが、そのころにも「今年アトムが生まれるぞ!」的にはしゃいでいるファンたちが見られたように記憶しています。今調べたら、ドラえもんの製造年月日は2112年9月3日だそうです。近づいたら盛り上がるんだろうなー。一緒にはしゃげないのが残念。

で、ここから本題なんですが。
つまり物語の舞台は、地球のような環境、生態系、文化を育んでいる、私たちが住んでいるこの世界に酷似した別のどこか、なんだなあと思うのです。
だってアトムいないじゃん。マーティ来なかったじゃん。ドラえもん、はまだわかりませんが。
それがちょっとさみしいような面白いような。

↑という、この手の現実との乖離は、未来の日付を出すと当然起こりうるものですが、逆手にとって過去の日付や実在のエピソードに登場されると、「この物語はこの世界の出来事なんだ!」という不思議な納得感を抱きます。
2013年に放送していた連続ドラマ『最高の離婚』で、主人公夫婦(瑛太・尾野真千子)の出会いのきっかけが「東日本大震災の帰宅困難時に意気投合したこと」だったり、つい最近では、エピソードではないですが、これも連ドラ『偽装の夫婦』で、天海祐希演じる本好きの主人公が、実在の小説家(それも三島とか芥川とかじゃなくて、三浦しをんという思いっきり現代作家)の作品から一説を引用するシーンがありまして、そうかこの主人公も私と同じく三浦しをんが好きなのか、と。



作品全体の質に影響を及ぼすような話ではないんですけど、こう、ちょっとだけにやりとできるような、そんな仕掛けですよね。
あ、私はやりませんけど。なぜって、遅筆のうちに作中時間と現実時間がどんどん離れていくから!
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ちょっと前に映画化もしましたね、「必ず二回読みたくなる」「最後の2行での大どんでん返しに驚愕させられる」と大評判のミステリー。芸能人が大絶賛してるのとかも見たことがあります。
読んでみました。以下、ネタバレ&こきおろしありです。


小学校一年生の時に先生に読み聞かせをしてもらった『おばけ桃の冒険』以来ファンなんです、ダール。児童文学はひととおり読んでますけど、もうちょっと対象年齢が上のものとしては、『ヘンリー・シュガーのわくわくする話』しか読んだことありませんでした。
で、職場近くの書店で偶然、大人向け短編集の文庫版を見つけたので、買ってみちゃいました。全11本収録。

これ読んでて思いました。
小説技法ってきっと年々進化していて、でも人間が心を動かすポイントって、あんまり変わってないんだろうなあ。

収録されている短編は、何気ない日常の風景に見せかけてそこに潜んだ小さな罠だったり、ちょっとずるいことを考えた人に訪れる皮肉な結末だったりを描いたものなんですけど、ものすごくひねりまくった「予想外の結末!」ではないのね。言ってしまえば、途中からオチは予想できるの。
でも面白いの。文章のリズムとか表現とかの効果もあると思うけど、予想できるオチでもちゃんとくすっと、にやっとできるの。
意外性のある結末であればあるほどいい、みたいな風潮ってあるように思いますけど、そんなことないですね。文章の妙で読ませられました。

ちなみに私が気に入ったのは『ウィリアムとメアリー』、これ、皮肉な結末になってますけど、メアリーも別にウィリアムに対して持ってるの悪意だけじゃないよね。愛はあったんじゃないかなあと思う。あと、描写が綺麗でテンポが楽しい『牧師の愉しみ』。
出かけ先に持ち歩いて、一編一編読むのにおすすめ。
「A thistle head」、本日で開設から丸十二年を迎えました。

ええ何もしてません。何も用意できませんでした。
さっき、帰宅途中にTwitterにも書いたんですけど、サイト開設当時って私、大学生だったんですね。なもんで、三月中旬のこの時期って、授業は終わり試験も終わり、あとは年度明けまで好き放題暮らしていればよかったわけです。だから、授業で習った技をあれこれひっくり返して、こうしてサイトを立ち上げたわけです。

で、月日は流れて。
今の私にとっては、三月中旬なんて休みでも何でもない、ただのQ1末なんですね(注:一年を四分割して"Quarter"と呼び、一~三月、四~六月、七~九月、十~十二月をそれぞれ"Q1""Q2""Q3""Q4"と分けているのです。これって業界用語?)。で、各期末にはクライアント企業様の予算消化のため、案件が頻発するのです。あれですあれ、突発的に「これ必要か?」と疑問を抱きたくなる謎の道路工事。あれ的な仕事が発生しているわけです。

……いや、これは言い訳だ。
書きたいことはたくさんあるのに指先から放出できていない自分への言い訳ですね。



まあ、書くのをやめる、ということはないのですが。
十三年目に突入しました、「A thistle head」。
今後ともご愛顧のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
パソコンが壊れまして。

ある日、電源付けたら突然の「Operating System Not Found.」表示です。再起動したり復元したりシステム回復オプションしたりと手を尽くしてみたのですが、すべての道が行き止まり。
で、ですね。
私の部屋、テレビがないんです。パソコンにテレビ視聴ソフトが入ってるので、狭い部屋にモニター二個も無くてもいいよね、と思って買わなかったんです。
加えて、音楽聴くのもパソコンでやってたんです。音質とかそこまでこだわってないので、分けることもないかなあと思って。

結果、音声を発するものが部屋から消失しました。
無音。料理中はガスの音、入浴中はシャワーの音がかろうじてするくらい。あ、あと携帯が鳴ったとき。他は無音。
音楽なし、テレビなし、DVDとか借りてこようにも視聴不可能。



そしたらまあ、読書のはかどること。
この前の三連休(もういっそ静かさを満喫しようと決めていたので、予定を入れずに積極的に引きこもってみた)なんて、朝起きて、朝ごはん食べて、洗濯して掃除して、お茶淹れて本読んで、はっと気づいたら14:00近かったのでお昼ごはん食べて、またお茶淹れて本読んで、はっと気づいたら18:00近かったので、夜ごはん食べて、食休みしてお風呂入ってジュース飲んで、本読んで、早めに寝る。何この晴耕雨読ぶり。これって、もしかしなくても相当贅沢なのでは。

そういえば、まだ大学生ぐらいだったでしょうか、夜についついネットしたり小説書いたりでぐだぐだ夜ふかしする習慣がついてしまっていた頃、やっぱり急に当時使っていたパソコンが壊れて、しかもそれが年末だったもんで修理に出すにも業者が休みで、やむを得ず発生したパソコンとの離別期間に、NHKの『映像の世紀』とか観て感銘を受けた憶えが(たしかナチス・ドイツとか戦争とかのくだりだった)。



今、愛パソのワンダちゃんは無事に治りまして(って書くと私が直したみたいですが、そんなスキルありません。詳しいひとに丸投げしました)、部屋には音声が戻り、録りだめておいた連ドラなんぞを観ながらこのブログも書いているのですが。
また壊れられてしまったら困るのですが、たまには意図的にパソコンに触らない時間を作ろうかな。
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