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2024 .04.20
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先日観た情報バラエティで、「今、ケータイ小説に注目!」みたいなこと言ってました。

ケータイ小説ってのは、携帯用サイトに投稿されてる素人作の小説のこと。最近『恋空』という作品が出版されて話題になってるそうです。
まぁつまり薊野がやってるようなオリジナル小説サイトの携帯版みたいなもの……
……ならいいんです。それならお仲間ですし、そういうのに注目が集まったり出版の機会が増えたりするのは喜ばしいことです。
でもね。



「携帯小説家たちのほとんどは、メールを打つように携帯画面に直接、小説を打ち込んで公開しています」
つまり推敲は一切ナシってことね?

「細かいところは作ってますけど、基本的には自分の体験を元にしてて――」(最近人気の、ある携帯小説家のインタビューより)
テレビにざっと映った作品画面だけでも、「クラブ」「ホスト」「レイプ」の単語が妙に目につくんですけどそっち系ですか?(前述の『恋空』も実体験を元にしたそっち系、悪名高い『Deep Love』もですね)

「誤字脱字があっても文章がちょっとおかしくても、読者の共感を呼べれば良いと思うんですよね」(ケータイ小説公開サイト「魔法のiらんど」運営側インタビュー)
ああ開き直りですかそうですか。



本が好きじゃない人達のための本が持ち上げられるのを聞いていると、悲しいというか虚しいというか何というか。
以前ここで愚痴ったのですが、この手の本を一作だけ、人から貸されてしまったため仕方なく読破したことがあります。Yoshiの××××小説『もっと、生きたい』。本っ当にどうしようもない××××――もう伏せなくていいですね言っちゃいますね、可燃ゴミでした。すっかすかの文章、行間空けまくりだから視覚的にもすっかすか。これを印刷するために地球の資源を使うなんて愚か極まりない、と思わずエコロジストのような憤りを覚えてしまいました。





オンラインでの公開はいいよ。薊野だってこうしてサイト作って、自分の文章を人目に晒してるわけだしさ。趣味として小説を書く権利は誰にだってあるさ。どんどん書けばいいさ。HTMLの知識が無い人達のために、パソコンに疎い人達のために、携帯で気軽に投稿できるツールがあるのもいいと思うよ。
でもさぁ。
書籍という形を与えて書店の棚のスペースを与える作品には、もっと高いハードルがあって欲しいんです。
すごく我が侭、勝手な意見かも知れないけど。

本好きのための場所は、本好きのためにとっておいて欲しいんです。
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