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2019 .06.20
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1/28公開の映画。加賀恭一郎シリーズの最新作ですね。

日本橋「翼のある麒麟像」の前で、カネセキ金属製造本部長・青柳武明が腹部を刺され、死亡した。直後、近くの公園で不審者が見つかったが、警官が職務質問を行おうとしたところ逃走、通りかかったトラックにはねられて意識不明の重傷を負い、病院に搬送、まもなく死亡が確認された。不審者は八島冬樹。八島の所持品からは青柳武明の財布と鞄が発見された。
一方、カネセキ金属の工場で作業中の事故に関して労災隠しが行われていたことが発覚し、さらに八島がその被害者であることが分かった。一転してバッシングを受ける被害者遺族。
事件の真相は。
(以下ネタバレあります)
観賞後、一番の感想↓。
「だから体育会系は嫌いなんだよ!!」

青柳武明の息子・悠人と中学時代の水泳部の仲間である杉野・黒沢は、中学の水泳大会でミスを犯した後輩・吉永をリンチから事故に遭わせ、意識不明に陥らせてしまった。ふとしたことからそれに気づきかけた武明は、真相を知るために杉野を呼び出す。自分の息子一人が犯人だと思っている武明だが、杉野はいつか自分のしたことが発覚することを恐れて、衝動的に武明を刺してしまう。

だから体育会系は嫌いなんだ! 「しごき、特訓」と称して後輩にリンチなんてしやがるその根性! そのくせ自分のしたことの責任も取れない、教師にそそのかされてあっさり現場から逃げ出す(夜のプールで起こった事故を顧問の教師は発見したが、リンチ加害者である三名をその場から逃がし、プールには吉永君一人しかいなかった、と嘘を吐いた)卑怯さ。それさえなければ吉永君はもちろん無事だし、青柳武明も死なずに済んだ。
事故後、長野に移り住んだ吉永君の意識が未だ戻らず、母親の看病日記からその現状を知った悠人は、水難避けになるという水天宮に折り鶴を供えて回っていた。けど、そんなの全然償いになんかならないよね。一日でも早く働いて稼いで、吉永君の家族が亡くなった後の吉永君の生活・介護費用を全額負担してもまだ足りないのに。
杉野は青柳武明を殺してるからもう将来はないだろうけど、悠人と黒沢は罪に問われることもなく生きていくんだろうな。うーーーーんすっきりしない!



そして、殺人犯ではなかった八島冬樹が、警官に見つかって逃げた理由。八島は倒れている武明を一番に見つけたが、就職の決まらない焦りと生まれてくる子どものことを考えての生活苦から、武明を介抱することなく荷物を奪い去った。そのための罪悪感から逃走し、結果、命を落としてしまった。
八島は養護施設出身で、同じ施設出身の中原香織と共に東京に出てきた。カネセキ金属での工場の仕事も解雇され次の仕事も決まらず、良心に背く行動をとってしまった。貧しさは人を迷わせるし惑わせるし陥れる。
青柳悠人とあと二名は自業自得なのですが、八島の方は貧しさがさせた行動、という感じがして、観ていてつらかったですね。



加賀恭一郎シリーズの大筋、加賀のバックボーンとかに関わるエピソード(父親が亡くなってて云々、という)を知らないと意味の分からないシーンもあるけど、そこが分からなくても問題なく観られます。
伏線きっちり回収しきってて、東野圭吾っぽかったです。
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