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2019 .08.21
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ばっちりの事前宣伝にばっちり影響されて興味を持っていた本作、レディースデーを狙って観に行ってまいりました。
失敗続きの弁護士・宝生エミ(深津絵里)は、事務所長である速水(阿部寛)から「これが最後のチャンスだからな」と、やっかいな殺人事件の被告人弁護を任された。被告人は、殺された女性・鈴子(竹内結子)の夫である矢部五郎(KAN)。接見したエミに、矢部はアリバイを主張する。そのアリバイとは、「事件の起こった時間、自分は金縛りに遭っていました」。
エミは矢部が当時泊まっていた旅館で彼に金縛りをかけていた落ち武者の幽霊・更級六兵衛(西田敏行)と出会う。幽霊である六兵衛の姿が何故かはっきり見えるエミは、六兵衛に裁判の証人になってほしいと頼む。
史上初の幽霊証人六兵衛とエミ、そしてオカルトの類を一切信じない検察の小佐野(中井貴一)。裁判の行方は。



以下、ネタバレしまくりの感想(というかほぼメモだな)。
ストーリーはどうこうっていう話じゃないですねこれ。結局オチは、被害者と思われていた鈴子は姉・風子(竹内結子・二役)の夫である日野(山本耕史)と浮気をしていて、風子がその現場を目撃してしまったためにもみ合いとなり、その最中に鈴子は風子を突き落とし殺してしまう。罪を逃れるため、死んだのは鈴子ということにして、鈴子は風子になりすましていたという。
これ二役だから確かにそっくり姉妹なんだけど(その割に作中に「双子」っていう単語が一回も出てこなかった)、でも法廷でとか、あと遺体確認とか結構な至近距離で見てるんだろうに、矢部はそれに気づかなかったのか。さすがにちょっと無理ある気が。
あと、幽霊が平然と出てくる世界観だからいいのかもしれないけど、それにしても速水は持病とはいえあっさり死にすぎ。びっくりしたわ。

ただ、それでも細部の面白さで充分カバーできている! 以下、気になったポイント。

・エミの恋人である駆け出し役者・万亀夫(TKO木下)の撮影現場をエミと六兵衛が覗きに行くシーンがあるんだけど、そこで唐突に佐藤浩市が出てきて思わぬラッキーにキャーv
つーか本当に豪華。豪華すぎ。六兵衛を連れてくる途中にエミが寄ったファミレス・のウエイトレスは深田恭子だし、道中のタクシー運転手は生瀬勝久だし、速水があっさり死ぬシーンでちらっと出てくる医者は唐沢寿明(これは『白い巨塔』へのオマージュか?)だし、六兵衛が見える通行人の女として出てくる金髪ウィッグのコールガール風の篠原涼子(これは『有頂天ホテル』にまんまこの格好で出てきたよね)、果てはエンドロールに大泉洋って出てきたから「え? 嘘、どこにいた?」ってびっくりしたら、役名が「勝訴を持ってる男」で、そのエンドロールでぱちっと出てくる写真一枚に出てきてるの。もったいな!

・竹内結子が、二役やってることよりもああいう役やってることにびっくり! 風子も鈴子もどっちも化粧濃くてけばくて派手でわがままでしたたかそうで、今までの竹内結子のイメージと全然違う。三谷幸喜って当て書きするそうなので、竹内結子にこういう役やらせたい、って思ったのかな。
しかし、風子も日野も鈴子も派手でいかにも贅沢好きそうでお屋敷だってとんでもない派手っぷりなのに、鈴子の夫・矢部五郎だけ地味で、雰囲気全然違う。親戚大集合でこの人たちが集まるの、違和感ありまくりだな(笑)。

・向こうの世界から来た男・段田役の小日向文世さんの「生きてる人間じゃない感」の醸し出しっぷりすごい。白い服に白い帽子で、ちょっと変わってるけど別に異様な格好してるわけじゃないのに、普通の人間じゃない「何かよくわからないけど変なもの」っていう雰囲気が漂いまくってる。何あの不思議な存在感。

・こんなコメディなのに、不覚にもあるシーンで泣いてしまった。六兵衛が見えるのに見えない風に振る舞っていた小佐野に、六兵衛を証人にすることを認めさせるために、交通事故で死んでしまった小佐野の飼い犬・ラブをあっちの世界から連れてくるシーン。ずーっと厳格な顔をしていた小佐野が、満面の笑みで「ラブ! ラブ、ああお前はもう、あの道路は危ないって言ったじゃないか! ああ、ラブ、よーしよしよしよしよしよし」すごく、すごく可愛がっていたんだなあ、と思ったら、何だかぽろっと。
そしてその直後、レストランの床で見えない犬と戯れる小佐野を、すんごい怪訝な顔で見つめるレストランスタッフ。そのスタッフに「この人どうしちゃったの?」みたいな顔でエミを見ると、エミは表情とゼスチャーで「さあ、ちょっとよくわかりません」うわあ裏切ったー(笑)!

・六兵衛のことが見える法廷画家・日村たまる(山本亘)。新聞に掲載される何種類もの法廷画の中で唯一、六兵衛の顔が描いてあったことから、六兵衛が見えていると判明したのですが、その後も日村の描く法廷画には六兵衛もばっちりだし、それにラストに出てくる風子の幽霊(ロングドレス着てポーズ決めて微笑んでる)とかばっちり描かれている。今この人は仕事がうまく行っていないようですが(それが六兵衛を見ることのできる条件の一つだったので)、この幽霊法廷画で一気に有名になれそうだな(笑)。

・エミの幼い頃の思い出シーンで、アルプス一万尺(本当の曲名は違うらしいですが)の鼻歌を歌っているエミの父・輝夫(草彅剛)。
鼻 歌 の 音 外 れ と る 。
ちょっと可哀想になってしまったよ(笑)。



こんな感じで、全体的に小ネタが溢れていて、館内もポイントポイントで笑いが起きて、実に一体感のある上映風景でした。
録画してあるスピンオフドラマ『ステキな隠し撮り』も早く観たいな。
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