2024 .04.19
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先日、サイト用のメールを開いてみましたら、迷惑メールに混じって一件のメールが届いていました。
「件名:文章ライター業務のご案内」
この手のタイトルつけられたら私、得体の知れない添付ファイルでも開いてしまうかもしれません。もしくは、悩んで悩んでとりあえずネットカフェかなんか行ってそこで開ける。
このメールにはファイルは添付されていませんでしたので、とりあえず自宅で開いてみました。
「はじめまして、突然のメールを失礼致します。株式会社トミーウォーカーの○○と申します。 今回は、薊野 成美様のホームページを拝見させていただき、弊社で運営しておりますゲームのライター(マスター)のお仕事をご案内したく、メールを出させて頂きました。(以下省略)」
きゅーん。
そりゃときめきますとも。さっそく会社名を検索、サイトを拝見しました。
こちらの会社で提供されているゲームは、プレイ・バイ・ウェブという形式で登録プレイヤーが思い通りの行動で物語を進めることができる、というシステムらしいです(未だにちゃんと理解できていません)。で、今回私に届いたメールにあるライターというのは、各プレイヤーがどのような行動を取るのかの希望を受け取り、ゲームのルールに基づいて各種判定を行い、それら一連の流れを小説として出力する、という作業を請け負う立場だそうです。
TRPGのマスターみたいなもの、だと私は解釈しました。で、TRPGのマスターというのはテレビゲームのRPGでいうコンピュータの役割をするものだ、という認識を持っています。
この認識がどこから来たのか。
薊野は自分でTRPGやったことは一度もありませんが、かなり昔、リプレイ小説を読んでいたことがあります。
『フォーチュン・クエスト』ってご存知でしょうか。角川スニーカー(途中で移籍して電撃文庫)から出ている、深沢美潮のファンタジー小説です。コメディありシリアスありの新米パーティ冒険物語で、小学生だか中学生くらいの時に読んでいました。
その『フォーチュン・クエスト』のゲームを、作者とその周りの方々でTRPGとして遊んだものを小説にしたリプレイ本、ってのが出てましてね、その中でTRPG(そもそもこの略された書き方で分かる人の方が少ない? テーブルトークRPGの略です)の基本ルールについての説明があったんです。
まぁ、何はともあれこの手の話にはとりあえず触っておこうと思っていますので、もちろん応募いたしました。
「お仕事ご案内」ってありますが、最後までちゃんと読むといきなり依頼じゃなくて、まずは試験を受けて、マスター業務が正しくこなせるかを判定していただき、合格したら仕事を頂けるということだそうです。
金の亡者ってわけじゃありませんけど、やっぱり文章書いてお金もらえるのって嬉しいんですよね。今までにちょこっとだけあった「文章書いてお金もらった」機会とその金額、私しっかり憶えてます。現在トータルでいくらになるかも頭に入ってます。お金って客観的な価値判断基準として便利だしね。
で、つい先日の〆切まで、これの試験やってました。試験内容は実際のマスター業務に近く、1エピソードの冒頭部分とプレイヤーの行動やキャラクターの心情データを渡されて、それをつないで小説にするという内容でした。
……プレイ内容のテンションについていけない時点で、歳を感じて早くも挫折しそうになった薊野。
だって! だって何だか若いんだもの! 言動の一つ一つにエネルギーが漲ってるっていうか! 全力疾走で去ってゆく中学生の背中を、後ろから必死に追いかけて息上がっちゃってる気分ですよ。前からサイトにいらしてくださっている方はご存知でしょうが、年齢的には私もう大人だし!
簡単に言うとライトノベルっぽいテンションなんですね。なので、一生懸命気持ちを若返らせて(最低でも『鼓動』書いてたあたりまで戻して)、〆切前日の丸一日を費やして執筆、どうにか〆切までに完成させて、無事に提出いたしました。
おそらくゲームルールに沿わない記述をはっきり入れてしまったことに〆切を過ぎた後に気づきましたので、多分失格しています(……)。
六月末に結果出ますので、無事に失格していたら、選評(噂では頂けるらしい)と共にリプレイ小説もサイトで公開するかもです。
「件名:文章ライター業務のご案内」
この手のタイトルつけられたら私、得体の知れない添付ファイルでも開いてしまうかもしれません。もしくは、悩んで悩んでとりあえずネットカフェかなんか行ってそこで開ける。
このメールにはファイルは添付されていませんでしたので、とりあえず自宅で開いてみました。
「はじめまして、突然のメールを失礼致します。株式会社トミーウォーカーの○○と申します。 今回は、薊野 成美様のホームページを拝見させていただき、弊社で運営しておりますゲームのライター(マスター)のお仕事をご案内したく、メールを出させて頂きました。(以下省略)」
きゅーん。
そりゃときめきますとも。さっそく会社名を検索、サイトを拝見しました。
こちらの会社で提供されているゲームは、プレイ・バイ・ウェブという形式で登録プレイヤーが思い通りの行動で物語を進めることができる、というシステムらしいです(未だにちゃんと理解できていません)。で、今回私に届いたメールにあるライターというのは、各プレイヤーがどのような行動を取るのかの希望を受け取り、ゲームのルールに基づいて各種判定を行い、それら一連の流れを小説として出力する、という作業を請け負う立場だそうです。
TRPGのマスターみたいなもの、だと私は解釈しました。で、TRPGのマスターというのはテレビゲームのRPGでいうコンピュータの役割をするものだ、という認識を持っています。
この認識がどこから来たのか。
薊野は自分でTRPGやったことは一度もありませんが、かなり昔、リプレイ小説を読んでいたことがあります。
『フォーチュン・クエスト』ってご存知でしょうか。角川スニーカー(途中で移籍して電撃文庫)から出ている、深沢美潮のファンタジー小説です。コメディありシリアスありの新米パーティ冒険物語で、小学生だか中学生くらいの時に読んでいました。
その『フォーチュン・クエスト』のゲームを、作者とその周りの方々でTRPGとして遊んだものを小説にしたリプレイ本、ってのが出てましてね、その中でTRPG(そもそもこの略された書き方で分かる人の方が少ない? テーブルトークRPGの略です)の基本ルールについての説明があったんです。
まぁ、何はともあれこの手の話にはとりあえず触っておこうと思っていますので、もちろん応募いたしました。
「お仕事ご案内」ってありますが、最後までちゃんと読むといきなり依頼じゃなくて、まずは試験を受けて、マスター業務が正しくこなせるかを判定していただき、合格したら仕事を頂けるということだそうです。
金の亡者ってわけじゃありませんけど、やっぱり文章書いてお金もらえるのって嬉しいんですよね。今までにちょこっとだけあった「文章書いてお金もらった」機会とその金額、私しっかり憶えてます。現在トータルでいくらになるかも頭に入ってます。お金って客観的な価値判断基準として便利だしね。
で、つい先日の〆切まで、これの試験やってました。試験内容は実際のマスター業務に近く、1エピソードの冒頭部分とプレイヤーの行動やキャラクターの心情データを渡されて、それをつないで小説にするという内容でした。
……プレイ内容のテンションについていけない時点で、歳を感じて早くも挫折しそうになった薊野。
だって! だって何だか若いんだもの! 言動の一つ一つにエネルギーが漲ってるっていうか! 全力疾走で去ってゆく中学生の背中を、後ろから必死に追いかけて息上がっちゃってる気分ですよ。前からサイトにいらしてくださっている方はご存知でしょうが、年齢的には私もう大人だし!
簡単に言うとライトノベルっぽいテンションなんですね。なので、一生懸命気持ちを若返らせて(最低でも『鼓動』書いてたあたりまで戻して)、〆切前日の丸一日を費やして執筆、どうにか〆切までに完成させて、無事に提出いたしました。
おそらくゲームルールに沿わない記述をはっきり入れてしまったことに〆切を過ぎた後に気づきましたので、多分失格しています(……)。
六月末に結果出ますので、無事に失格していたら、選評(噂では頂けるらしい)と共にリプレイ小説もサイトで公開するかもです。
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2008 .03.14
本日、仕事時間中にぽっかりと暇な時間ができ、何の気なしにサイトにつけてるアクセス解析(indexページだけつけてるんです)をチェックしてみました。
最近はご存じの通りめっきり更新止まりまくって、閑古鳥鳴きまくって閑古鳥巣作って卵生んでそれが孵ってヒナが育ってやがて巣立って久しぶりに戻って来ちゃうくらいの勢いなんで、当然お客様も少ないんですけど。
結構前の分まで残っている解析結果を、順番に眺めていたら。
URL見るだけで懐かしさが湧いてきました。
以前、私のサイトに来てくれて、私の書いたものを読んでくれて感想をくれたり、リンクを貼ってくれたりした方々のサイトアドレス。
それが、現在はかなりの割合で閉鎖しちゃって、もう見ることができないんです。
嬉しい感想メールをくれたあの方のサイトも、丁寧な紹介文を書いてくれたサイトも、企画に参加させてもらったサイトも、今はみんな404エラー。
私は絶対閉鎖しない、と心に決めました。
だって、上に書いた閉鎖サイト、今でも「更新しなくてもいいから、たまに読みたくなった時のために置いておいてくれよぅ」って思うもん。もちろんそんなのご本人の自由だし、すっぱりきっぱりこれで終了!と潔く全削除してしまいたいお気持ちも分からなくはないけど。
でも、やっぱり置いておいてくれよぅ、と思ってしまうので。
データは消えてても、記憶には残ってるけどね。読んで、読んでもらって、楽しかったっていうのは、ちゃーんと憶えてます。
でも、記憶が残ってるにしてもそれはそれとして、データも残ってたらやっぱりもっと嬉しいので。
A thistle headは、薊野成美が死んだ後でも、少なくとも現時点で公開されている文章は永久にいつでも読める状態になっております。
いつでもお立ち寄りくださいませ。
あ、ちなみに近況。
こんなに更新ストップしてるってことは生意気にも相当スランプなんだろうなぁ、と思われているかと思いますがむしろ逆です。書きたいこといっぱい。
ただ、単純にこの時期、仕事が少々忙しく、それで体力消耗しておりまして、夜はとっとと寝ないと体保たないので時間がないだけです。
あと推敲すりゃ完成ってのがあるんだけどなぁ……。
最近はご存じの通りめっきり更新止まりまくって、閑古鳥鳴きまくって閑古鳥巣作って卵生んでそれが孵ってヒナが育ってやがて巣立って久しぶりに戻って来ちゃうくらいの勢いなんで、当然お客様も少ないんですけど。
結構前の分まで残っている解析結果を、順番に眺めていたら。
URL見るだけで懐かしさが湧いてきました。
以前、私のサイトに来てくれて、私の書いたものを読んでくれて感想をくれたり、リンクを貼ってくれたりした方々のサイトアドレス。
それが、現在はかなりの割合で閉鎖しちゃって、もう見ることができないんです。
嬉しい感想メールをくれたあの方のサイトも、丁寧な紹介文を書いてくれたサイトも、企画に参加させてもらったサイトも、今はみんな404エラー。
私は絶対閉鎖しない、と心に決めました。
だって、上に書いた閉鎖サイト、今でも「更新しなくてもいいから、たまに読みたくなった時のために置いておいてくれよぅ」って思うもん。もちろんそんなのご本人の自由だし、すっぱりきっぱりこれで終了!と潔く全削除してしまいたいお気持ちも分からなくはないけど。
でも、やっぱり置いておいてくれよぅ、と思ってしまうので。
データは消えてても、記憶には残ってるけどね。読んで、読んでもらって、楽しかったっていうのは、ちゃーんと憶えてます。
でも、記憶が残ってるにしてもそれはそれとして、データも残ってたらやっぱりもっと嬉しいので。
A thistle headは、薊野成美が死んだ後でも、少なくとも現時点で公開されている文章は永久にいつでも読める状態になっております。
いつでもお立ち寄りくださいませ。
あ、ちなみに近況。
こんなに更新ストップしてるってことは生意気にも相当スランプなんだろうなぁ、と思われているかと思いますがむしろ逆です。書きたいこといっぱい。
ただ、単純にこの時期、仕事が少々忙しく、それで体力消耗しておりまして、夜はとっとと寝ないと体保たないので時間がないだけです。
あと推敲すりゃ完成ってのがあるんだけどなぁ……。
2008 .01.17
青森家族殺害:パソコンを押収 動機解明へ分析
青森県八戸市根城(ねじょう)のアパートで母子3人が殺害され放火された事件で、県警八戸署捜査本部が焼け跡から長男(18)=銃刀法違反容疑で逮捕・送検=のものとみられるパソコンを押収していたことが12日分かった。殺害と放火を認めている長男は知人に「パソコンで小説を書きたい」と話していたことから、捜査本部は動機解明につながる文章が残っている可能性があるとみて調べている。
長男は07年10月、知人女性(54)に「小説を書くパソコンがほしい」、11月には「少しずつ書いている。構想をメモしている」などと話していたという。
また3人の傷や現場の状況から、殺害に使われた凶器は、長男が10日早朝に逮捕された際に手にしていたサバイバルナイフだったことが判明した。風呂場で雑誌に火をつけて放火されていたことも分かった。
(以上、毎日jpより引用)
この事件の話を聞いてまず頭に浮かんだのが、リンクを貼らせていただいている曽野十瓜さんのサイト『That's right.』の掌編『文章修行』(トップ→UNDER740より)だったあたり、人道的にどうなのだろうかと自分を疑った薊野でした。
あと、「私も何かやらかしたら、サイトに載せてる小説もこんな呟きも、何から何まで引っ繰り返されてあれこれこじつけ解釈されまくるんだろうなぁ」とか。やらかさないけど。
青森県八戸市根城(ねじょう)のアパートで母子3人が殺害され放火された事件で、県警八戸署捜査本部が焼け跡から長男(18)=銃刀法違反容疑で逮捕・送検=のものとみられるパソコンを押収していたことが12日分かった。殺害と放火を認めている長男は知人に「パソコンで小説を書きたい」と話していたことから、捜査本部は動機解明につながる文章が残っている可能性があるとみて調べている。
長男は07年10月、知人女性(54)に「小説を書くパソコンがほしい」、11月には「少しずつ書いている。構想をメモしている」などと話していたという。
また3人の傷や現場の状況から、殺害に使われた凶器は、長男が10日早朝に逮捕された際に手にしていたサバイバルナイフだったことが判明した。風呂場で雑誌に火をつけて放火されていたことも分かった。
(以上、毎日jpより引用)
この事件の話を聞いてまず頭に浮かんだのが、リンクを貼らせていただいている曽野十瓜さんのサイト『That's right.』の掌編『文章修行』(トップ→UNDER740より)だったあたり、人道的にどうなのだろうかと自分を疑った薊野でした。
あと、「私も何かやらかしたら、サイトに載せてる小説もこんな呟きも、何から何まで引っ繰り返されてあれこれこじつけ解釈されまくるんだろうなぁ」とか。やらかさないけど。
……今日って何日?(←素です)
気づけば過ぎておりました、Yahoo!文学賞応募〆切。
まぁ、ネタがちっとも思いつかなかったので日程に気づいていても出せなかったとは思うけれども。
えぇと、これだけじゃ何なので執筆近況報告。
短編連作(柳屋じゃないやつ)の一本目が終盤にさしかかってます。台詞がだーっと続くシーンになりそうなので、うまく乗れればすぐに書き終わる……はず。
あと、この日に冒頭だけ出した読み切りにタイトルがつきました。通勤電車の中で突然降ってきたタイトルで、あまりにも嬉しすぎて、持っていた本で顔を隠しながら笑ってしまいました。周囲の方々はさぞ気味悪かったことでしょう。心よりお詫び申し上げます。
目標、年内に何か一本でもアップ。
気づけば過ぎておりました、Yahoo!文学賞応募〆切。
まぁ、ネタがちっとも思いつかなかったので日程に気づいていても出せなかったとは思うけれども。
えぇと、これだけじゃ何なので執筆近況報告。
短編連作(柳屋じゃないやつ)の一本目が終盤にさしかかってます。台詞がだーっと続くシーンになりそうなので、うまく乗れればすぐに書き終わる……はず。
あと、この日に冒頭だけ出した読み切りにタイトルがつきました。通勤電車の中で突然降ってきたタイトルで、あまりにも嬉しすぎて、持っていた本で顔を隠しながら笑ってしまいました。周囲の方々はさぞ気味悪かったことでしょう。心よりお詫び申し上げます。
目標、年内に何か一本でもアップ。
第三回Yahoo!文学賞ですよ。
来ましたよ三匹目の狸。
でも、今回のテーマ『思い出』、今のところ全然ネタが思いつきません。「極めて個人的な思いからスタートする物語を読んでみたい」ってあさのあつこさん仰ってますけど。
あと約一ヵ月半。
ネタが降ってきて、かつエンジンがかけられたら挑戦しようかと思ってます。
そんな時間あったら今書きかけの長編に手つけたい気持ちもあるのですが、やっぱり二十万円には夢見ちゃいますから。
来ましたよ三匹目の狸。
でも、今回のテーマ『思い出』、今のところ全然ネタが思いつきません。「極めて個人的な思いからスタートする物語を読んでみたい」ってあさのあつこさん仰ってますけど。
あと約一ヵ月半。
ネタが降ってきて、かつエンジンがかけられたら挑戦しようかと思ってます。
そんな時間あったら今書きかけの長編に手つけたい気持ちもあるのですが、やっぱり二十万円には夢見ちゃいますから。